スクリーニングとは
スクリーニングとはファンダメンタルズを条件に株の絞り込みをしていくことをいいます。
スクリーニング時におすすめのサイトがあるのでまずはそちらを紹介します。
アメリカ株のスクリーニングに便利なのサイトをまずは紹介します。
参考 米株のスクリーナーfinviz私はアメリカ株をスクリーニングする際は、FINVIZをよく使います。スクリーニング時に使用する指標は以下です。Value投資をするので、結構安全重視でスクリーニングします。以下私が設定する項目です。
指標 | 設定値 |
Dividend Yield | Positive (> 0%) |
Country | USA |
EPS growth past 5 years | Positive (> 0%) |
Return on Equity | Over + 15% |
Net Profit Margin | Over + 10% |
Operating Margin | Positive (> 0%) |
Debt/Equity | Under 0.5 |
これで大体100件くらいに絞ることができて、これでは少ない場合はDebt/EquityをAnyに設定します。
ややこしいですが、それ以降の手順は下記です。文字で理解しにくい場合は下にまとめを書いておくのでそちらを見てください。
あとは絞り込んだ企業のTickerを自作のツールに入力して、スコアリングをして、6.5以上が付いた企業のみ、さらに分析を進めてモートとリスクがあるかどうかを見る、それでスコアが7以上になるかどうか見て、次に割安かを見て、次にそのセクターが自分のポートフォリオの10%を超えていないかをみます。
② 自作のツールでスコアリング
③ スコアが6.5以上のものをさらに分析
④ 分析した結果スコアが7になるもののみを購入リストに追加
⑤ 購入したい株がセクターの割合が購入後10%を超えないか
以上を全部通った株のみを買うというルールを設けています。
GuruFocusのZ-Score
スクリーニング手順のの①から⑥を踏んだ後に、さらにより堅実により絞り込みたい場合は、GuruFocusのZ-Scoreを見ます。
Z Scoreの見方を簡単に説明すると、Z Scoreが1.81以下の場合は投資するには危険で、1.88から2.99はグレーゾーン、2.99以上は投資しても安全な企業ということを意味します。
参考 GoogleのZ ScoreGuruFocusZ Scoreの算出方法を見たい場合は上記のリンクに詳しく載っています。上記はAlphabet(Google)のZ Scoreのリンクです。
Z Scoreは便利な指標ですが、金融系の企業には使用できませんので気を付けてください。
以前、米国食品株についてスコアリングした記事があったかと思います、せっかくですのでそこにZ Scoreも追加してみましょう。
アメリカ食品株Ticker | 企業名 | スコア | Z Score |
PEP | ペプシコ | 8.5 | 3.77 |
TSN | タイソン・フーズ | 6.5 | 2.93 |
ADM | アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド | 5.5 | 2.63 |
KO | ザ コカ・コーラ カンパニー | 7.5 | 3.34 |
KHC | クラフト・ハインツ | 7.5 | 0.79 |
MDLZ | モンデリーズ・インターナショナル | 7 | 2.16 |
CHSCO | CHS Inc. | – | – |
GIS | ゼネラルミルズ | 8 | 2.47 |
K | ケロッグ | 7.5 | 2.41 |
BG | バンジ・リミティッド | 4 | 2.84 |
KDP | ドクターペッパー・スナップル・グループ | 7 | 1.18 |
MCD | マクドナルド | 7 | 3.92 |
上記の表のようになります。スコアリングしている際にクラフト・ハインツは何個か怪しい指標はあったのですがウォーレンバフェットも投資しているからという理由で甘めに採点しましたが、Z Scoreを見るとやはり危ないかもしれないですね。
これで大体の調べる順番が決まりましたね。
ペプシコ、タイソン・フーズ、マクドナルド、コカ・コーラ、ゼネラルミルズ、ケロッグをさらに調べてみようかと思います。
最後に株のスクリーニング手順をもう一度まとめます。
② 自作のツールでスコアリング
③ GuruFocusのZ Scoreをチェック
④スコアが6.5以上のものをさらに分析
⑤ 分析した結果スコアが7になるもののみを購入リストに追加
⑥ 購入したい株がセクターの割合が購入後10%を超えないか
②の自作のツールにGuruFocusのZ Scoreもとってくる機能を追加して、手順を減らすのが直近の課題で、あとは自動化できる箇所は自動化して効率を上げることに注力したいと思います。
本日は以上です。